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2006年3月8日(土)
bjS60302

3月の社長メッセージ
保全と利益創出の同時実現を目指そう

今回は地球環境問題について、当社の取組み姿勢を話したいと思います。

「地球環境問題は21世紀人類最大のテーマ」と言われており、また急速に 

進展するグローバル化に伴うCSR(企業の社会的責任)の一環として、さらに2005年2月16日に「京都議定書」が発効したことにより、「環境」というキーワードは企業にとってますます重要性が増しています。

「地球環境問題」に対し、特に著しい発展の過程で公害問題を発生させた企業への対応を問う声は大きく、このため産業界存続の切札とする形で、1996年

9月に国際規格として誕生したものがISO14000シリーズです。

特に、ISO14001は環境マネジメントシステム(EMS)で、その基本コンセプトは、企業が定める「環境理念」、「環境方針」に基づき、管理のサイクルであるPlan(計画)−Do(実施)−Check(点検)−Action (見直し)

を循環させることによって継続的な改善を図ることです。

 

エイテックの環境理念

『エイテックは地球環境憲章に基づき、地球環境との共存を図り、持続発展が可能な社会の実現を、d−Value(診断の価値)の追求によって貢献します』

 

当社理念のd−Value(診断の価値:diagnostic value)についてはKS4805

(8月のメッセージ)で話しましたが、高調波診断技術は @設備機器の潜在的異常・劣化を事前に把握できるので、設備機器の突発事故が防げる。 

A省エネ診断が可能である。 B設備機器の3R(減容、再使用、再利用)化により資源の有効活用が図れる。これらを通して社会に貢献していきます。

 

現在当社は、ISO14001の本質的特長を活かして、内容をシンプル化した

KES(京都環境標準)の取得に向け準備を進めています。

エイテックは、環境保全(設備保全につながる)と利益創出の同時実現を目指し、環境経営を実践する企業としてのステータスを確立して行きます。

 

 2006年3月2日

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2006年2月1日(水)
KS60201

2月の社長メッセージ 
常識に挑み夢を掴む

日経ビジネス」新年号(2006年)に記載されていた記事を紹介します。

米プロ野球史上で大記録を達成した「シアトルマリナーズ」のイチロー選手と世界最大のコーヒーチェーンに育て上げた「スターバックスコーヒー会長」のハワード・シュルツ氏の対談でした。二人に共通した点は独自の発想を持っていることです。人とは違った発想で、誰もしないことに取り組んでいます。イチロー選手は野球界の常識と言われることに反抗して、自分のスタイルを築いていますし、ハワード氏も同じように常識に挑戦することで、今日の会社を育ててきています。

 

ハワード・シュルツ氏について:52歳(1953年生)

 貧しい家庭に育つ。両親はお金がなく、希望もなかった。その中で米国にコーヒーを根づかせる仕事をすることを決める。単に成長を求めるだけでなく違ったタイプの会社を作る決心をする。違った会社とは、利益を追うだけではなく、社会において存在感がある企業体である。社会とは、地域貢献もあるが、まず社員と一体感を持って働く社風を作ることである。1987年に店舗数11より始め、現在、店舗数1万店、社員数10万人に成長。『企業は利益が大切だが、まず社員と地域を重んじれば利益はあとからついてくる』という逆の経営哲学を持つ。

 

イチロー選手について:32歳(1973年生)

 1992年オリックスブルーウェーブ入団。2001年シアトルマリナーズ入団。2004年に262安打で大リーグ新記録達成。観客を楽しませ、感動を与えることが社会貢献であり、『プレッシャーの中で打つ。それがプロの意識と進歩』という信念を持つ。

 

 シュルツ氏は、イチロー選手との対談で彼を“有名野球選手としてだけでなく、優秀で勤勉かつ規律がある人間”として評価しています。

 

また、二人の共通点を挙げてみると。

1.     常に近い目標を持ち、更にその次の目標を持つ

2.     短期目標と長期の成長計画を立てる

3.     プレッシャーを超える精神力を有する

4.     地道に目標へ近づく大切さを説き、常に高い自分を目指す自己規律を持つ

5.上手くいった事は割りとすぐ忘れるが、ミスはなかなか忘れずその改善策を考える(アマチュアは、上手くいった事はよく覚えているが、ミスしたことは忘れがち)

 

 以上、常識に挑戦し続けているイチロー選手とシュルツ氏から気付かされる事が有り多くを学べます。高調波診断技術はまさに常識に挑んだ結果であり、この技術を更に磨き、オンリーワン企業として確たる夢を掴んでゆきましょう。

2006年2月1日

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2006年1月5日(木)
KS60105

1月の社長メッセージ
年頭の挨拶
 2006年度 エイテック標語 3M 【心・使命・謙虚】

新年あけましておめでとうございます。

昨年のエイテックの標語は3P(計画・情熱・実践)でしたが、当社にとっては苦難の連続でした。しかし、3Pの効果が少しずつではありますが実を結び始めた年でもありました。例えば、昨年末に関門海峡新幹線専用トンネル内の海水ポンプ6台(3300V、150KW)のケーブル診断結果がすべて的中したとの朗報が当社にもたらされ、大事故を未然に防ぎ得たことは、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)活動の一環として、当社が世界に先駆け開発した高調波診断技術が、評価され始めたと言っても過言ではありません。また、日韓合同高調波技術研究会も韓国ソウルで11/15〜11/17に開催することができ、基調講演、事例発表等を通して大きな成果を上げることができました。

これらの成果を基に、今年のエイテックの標語は、一段の飛躍を期すために必要な標語として、人(企業)の原点である3Mとしました。 すなわち

     Mind   :心 →考え方 →希望
     Mission:使命→責任感 →努力
     Modesty:謙虚→慎み深さ→感謝と反省

先ず第一は心です。「心」とはすべての基本になるもので、「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生そのものが変わる」という言葉もあり、すべては物事に取り組むときの考え方です。良い考え方とは「前向き、建設的、協調性、明るい、肯定的、真面目、正直、利己的でない、足ることを知る、感謝の心をもっている・・・」などで、悪い考え方とはその反対で「後ろ向き、否定的、暗い、協調性がない、不平不満ばかり言う、人を恨む、人を妬む・・・」などです。京セラ会長の稲盛和夫氏は、京セラフィロソフィーの中で人生の方程式として、人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力であると説いています。

第二は使命です。「使命」は天から与えられていると私は思っています。使命は責任感につながるものであり、常日頃から気を抜かず、途切れることのない努力を続けるとき、使命感となって人生を豊かにし、真の喜びを感じるものだと思います。「人生の価値は、環境や物質的条件ではなく、その人自身であり、与えられた時間と場所で最善の努力を尽くすかどうかで決まる」と言われています。

第三は謙虚です。実力があり、徳も高く、内に充実したものがある人ほど謙虚で感謝する気持ちを持っています。慈恵大学専務理事で医師の高木敬三氏は「人は人に育てられる」と言っておられます。さまざまな人に触れて価値観をつくり、それを誰かに与え、その人から何かを得る。昨日より今日の自分はどうかという感謝と反省の気持ちで自分自身を見つめる時、「謙虚さ」が芽生えるのではないでしょうか。

以上の結びとして、「朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝と反省に眠る」と言う言葉を持って、年頭の挨拶に替えさせていただきます。

2006年1月5日

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