d-value 診断の価値を追及する エイテック株式会社

突発事故を許さない!「画期的な設備機器予知診断」を実現


 
 
高調波について


 


   
  
  

 
 診断実施例2−9

 ■検証結果

 押出機用のDCモータ(90KW)を傾向管理していたところ、平成20年5月の診断結果でブラシ・整流子・巻線の結果がB2判定であった。分解を行ったところ、モータ内部に粉塵が堆積しており、コイルのワニスが一部変色、剥離していた。その後、モータ内部およびコイルを洗浄、ワニス含浸したところ、顕著に改善が見られた。

 

整備前

【モータ部】

結果

数値

回転軸・軸受、据付け

0.236

ブラシ・整流子・巻線の絶縁

B2

0.472

軸受・ハウジングの損傷

B1

0.192

ブラシ・塵埃・振動

0.229

【負荷部】

結果

数値

カップリング異常・軸アンバランス

0.0999

軸受損傷、異物付着

0.110

回転軸異常、接触部磨耗

0.0981

歯車・ベルト系損傷

0.0926


 

整備後

【モータ部】

結果

数値

回転軸・軸受、据付け

B1

0.248

ブラシ・整流子・巻線の絶縁

0.113

軸受・ハウジングの損傷

B2

0.181

ブラシ・塵埃・振動

0.181

【負荷部】

結果

数値

カップリング異常・軸アンバランス

0.138

軸受損傷、異物付着

0.139

回転軸異常、接触部磨耗

0.113

歯車・ベルト系損傷

0.120